エブリシングからもう19年も経過していたんですね。昔は良い曲だと思ってウォークマンで聞いていましたが、今耳にすると最近のミスチルの雰囲気とは少し違うのに驚きました。長い月日が経って、アーティストの中にある感受性が少しずつ変化したんですね。
人気バンドMr.Childrenが10日、さいたまスーパーアリーナで公演を行った。約3時間のステージでヒット曲「名もなき詩」「くるみ」など23曲を披露。ラストには、配信売り上げを東日本大震災の被災地を支援にあてるチャリティー曲「かぞえうた」を熱唱し、ファン1万8500人を酔わせた。
2月19日からスタートした全国ツアー「Tour2011SENSE」だったが、東日本大震災のため、仙台・岩手の4公演が中止となった。ボーカル・桜井和寿(41)がむなしさとの葛藤の中、完成させたのが「かぞえうた」。困難な状況でも希望を探して数えていく力が、人間にはあると信じる思いを込めた。
この日は1992年にアルバム「EVERYTHING」でデビューしたミスチルの19歳の“誕生日”。おめでとうコールにつつまれる中、桜井は「感謝と我々みんながミスチルなんだという思いで歌いたい。嫌なことを全部吹っ飛ばす、でっかい希望の声を聞かせてくれ!」と絶叫。希望の歌声で会場を一つにした。